以前、あらためて革靴のことを基礎から学びたいと思い、「紳士靴を嗜む」という本を買いました。
今まで革靴の本を何冊か買ってきましたが、この本が一番詳しくまとめられており、革靴に対しての知識を深めることが出来ました。
何度も熟読し、今では革靴を今まで以上に楽しむことができています。こんなに奥深く、こんなに楽しいものとは思いませんでした。
そんなこんなで、このページでは、「紳士靴を嗜む」のレビューをしたいと思います。
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どのような革靴を、どう選ぶのかが分かる!
この本を読んで思って再確認したことですが、私は今まで革靴のことを何も知りませんでした。
革靴は紳士靴と言われるだけあって、マナーが存在します。その場に適した使い方をしてこそ紳士だと思います。
今までは、「この靴かっこいい!」や「履きやすそう!」、「このブランドが欲しい!」などの理由で、革靴を選んでいました。
それもあながち間違いではないと思いますが、TPOに合わせて履いてこそ紳士であり、またそれが楽しかったりします。
「紳士靴を嗜む」では、革靴の種類がいくつも紹介されており、また、その革靴の使い方や歴史的背景も紹介されています。
その他にも色々と紹介されているわけですが、今では革靴選びが本当に楽しくなりました。
周りの人から見れば自己満足の世界かもしれませんが、それが面白くてたまりません!
この本で学べること
この本には革靴のことが1~10まで詳しく書かれていますが、主に以下のことが学べました。
- 自分の足の構造
- 革靴の構造とパーツ
- サイズの選び方と注意点
- シューレースの通し方と、それぞれの特徴
- 革靴の種類と、その場に適した使い方(歴史的背景を絡めつつ説明されている)
- 革靴の製法と、それぞれの特徴
- 牛皮の種類と、それぞれの特徴
- その国で作られた革靴の特徴
- 革靴の素材に合わせたお手入れ方法
- どのような靴をどう揃えていくと良いのか?
これらの内容だけでも十分な気がしますが、これら以外にも細かいことが書かれているので、より知識が深まります。
現代の男性にとって、革靴は必需品です。冠婚葬祭やビジネス、プライベートなど、あらゆる場面で革靴が関わってきます。
今一度、革靴について学んでみては如何でしょうか?
著者の革靴に対する愛情が伝わってくる。
著者の飯野高広氏は、革靴に対する愛情がものすごく伝わってきます。紳士靴を100足以上持っているそうで、その経験も含めて書かれています。
また、大学卒業後に大手鉄鋼メーカーに就職し、35歳にて服飾ジャーナリストになったとのこと。情熱が凄いですね。
さらに、本の文面からして著者は真面目な性格だと思われますので、好感が持てました。
また、真面目な性格っぽさが、情報の信頼性としても信頼できます。
ちなみに、国内外の革靴の代表的なブランドは紹介されていますが、「どのブランドの靴が良い」などと言ったことは書いてありません。
それらを知りたいのであれば、ムック本の方が良いと思います。
以上、簡単ではありますが、「革靴の基礎を学べる本「紳士靴を嗜む」の感想」でした。