
革靴のソールを、「革底のまま履くべきか、それともゴム底を貼るべきか」。
私が初めて高級革靴を買ったときに、直面した問題でした。
なぜなら、ちまたには革底のまま履くことがかっこいいとの見解があるからです。
逆に言えば、ゴム底はかっこ悪いという見解があるからです。
しかし、革底はどうしても耐久性に劣ってしまいます。
では、一体どうしたらいいのか? ゴム底は本当にかっこ悪いのか?
このページでは、私が色々と調査した結果をまとめてみました。
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私がこの問題に直面したのは、靴を購入したお店の店員さんと話したときでした。
服屋さんで、73,500円の革靴を購入したのですが、そのとき店員さんは、私が購入したものと同じ靴を履いていました。
「なるべく長持ちさせたい」との話を交わしながら、店員さんのソールを見せて頂いたところ、ボロボロに削れていました。
正直汚かったです。
それを見た瞬間、言葉には出しませんでしたが、「うわっ、こんなんなりたくね~」と思いました。
1.革靴のゴム底は邪道?
店員さんとソールについて話していると、どうも革底にゴム底を張ると、張替えができるので長持ちするとのことでした。
「それなら、ゴム底を張った方がいいやん!」と思いましたが、ただ、店員さんいわく、「靴屋さんに聞いた話だけど、革靴のゴム底は邪道って言ってたよ」と。
「えっ!」と思いましたが、ゴム底にしたい私は、その話が本当なのか色々と調査することにしました。
結論から言いますと、調査した結果、ゴム底を張ることにしました。
調査して分かったのですが、これには人それぞれ様々な意見があり、賛否両論です。
どちらが正解とかは、特に無いと思います。
この調査結果を下記にまとめてみました。
2.革底(ゴム底と比べた場合)
2-1.メリット
- 通気性が良い為、足が群れにくくカビが発生し難い。また、靴が臭くなり難い。
2-2.デメリット
- 雨の日に水分を多く吸い取ってしまう。革底で雨の日を歩いた時の傷み具合は、晴れの日に歩いた時の傷み具合の約30倍と言われている。
- 滑りやすい。滑って転んで恥ずかしい思いをするだけならまだいいが、体の打ち所が悪ければ大惨事になりかねない。
- 革底が磨り減ってしまうと、ソールごと交換しなければならない。
交換費用は2万円前後が相場らしい。
3.ゴム底(革底と比べた場合)
3-1.メリット
- 素材がゴムなので、滑りにくい。
- ゴム底が磨り減ったら、ゴム底の部分だけ交換すれば良いので、安価で交換することができる。
相場は2~3千円前後。
3-2.デメリット
- 革底と比べると、通気性が劣る。(ハーフソールにすることで、少し通気性が良くなる。)
以上、機能性、耐久性を考えると、ゴム底の方が良く思えます。
そもそも、革底かゴム底かという議論の発端は、「革底の方がかっこいい!」との見解があるからです。
ゴム底の方がかっこいいという意見はあまり聞いたことがありません。
私は、機能性、耐久性を重視したいと思いましたので、ハーフソールを貼ることにしました。
ソールを貼ってもらいに靴屋さんに行き、店員さんに「革底にゴムを張ることは邪道ですか?」と聞いてみました。
すると、「そのように考える人もいるけど、でも、デパートの床みたいにツルツルしたところでは、どうしても滑るよ!」と言っていました。
まさに、その通りです。
ツルッと滑ってヒヤッとした経験って、誰もがありますよね?
4.ハーフソールはハーフソールで楽しめる!
そして、その靴屋さんでは、ブランド品「vibram(ビブラム)」のハーフソールを取り扱っており、表面にブランド名が刻まれていました。
「このソールは、靴好きがみれば分かるよ!」、「足を組んだ時に、チラッとブランド名が見えたらかっこいいよ!」なんてことを言っていました。
ゴム底にも、このような楽しさがあるようです。

ちなみに「vibram(ビブラム)」とは、1937年創業のイタリアのラバーソールのブランドです。
元々は登山という厳しい環境に対応できるラバーソールを開発していましたが、現在では幅広いジャンルのソールに使用されており、愛用者がかなり多いようです。
話は若干それましたが、以上を踏まえて、私はやっぱりゴム底派です。
あなたは革底、ゴム底のどちらを選びますか?
革底の靴にソール張ったら、勿体ないです。
オフィスでしか履かないようにすれば、10年以上、楽勝でもちます。
通勤はスニーカーでいいんです。
嫌なら、雨用ビジネスシューズ使えばオッケイです。
靴は所詮「生活の道具」。
ハーフソールを貼ることで活用しやすくなるのであれば、それは決してもったいないことではない。
それに、誰もがオフィスでしか革靴を履かない生活をしているわけではないよ。
この記事を書いた方は、オブジェにするために買った靴の話ではなく、生活の中で使うために買った靴の話をしているのだろう。